院長のひとり言

ある日の出来事
昨日、受付に新患の、おじいちゃんが来られた。
「おはようございます。初めてでしょうか?」と私が対応すると、「しばらく入院させてくれんかな?」と第一声。
私は、「ここは入院はできないんですよ」と答えたら、そのおじいちゃん、着替えなど宿泊の準備万全で、「しばらく泊まらせてくれんね!」・・・
私は、「早く治れば入院しなくてもいいでしょう?」 「ここは、早く治すのが得意だから」
するとおじいちゃん「じゃぁ、やってもらおうか」

症状は思ったより、そんなにひどくない。
ウチのスタッフが詳しくお話しを伺い、後から聞いた話しだが、高齢で一人暮らし、身よりもなく遠方の為、通院も大変で何より一人で生活するのがかなり大変で疲れた為、しばらく入院してゆっくりしたいらしい。
治療後、スタスタと軽やかに歩いて待合室へ行かれたが、受付で、「やっぱり、入院する所を探すよ」と言われ、タクシ-で笑顔で手を振りながら、ありがとう!と言って帰って行きました。

世の中には、この様に一人暮らしで身寄りもなく、病気が治っても自宅へ帰って一人で暮らせない御年寄りの方が、たくさんいらっしゃるんだなぁ~と、今まで実感した事がなかったので、すごく考えさせられた。
だれでも、いずれ齢をとるわけで、今まで以上に年配の方に、優しく思いやりを持ち接して行きたいなと思う体験でした。